その太鼓の叩き手となるのが地元の小学生。
公民館に集合し地域の先輩たちから太鼓や囃子を教えてもらい練習します。
公民館から響く太鼓の音は地域に「今年も夏が来た」ことを知らせてくれます。
子どもたちは、集まった地域の人たちの前でこれまで練習してきた成果を精一杯披露します。
地元を離れた人たちもこの行事に合わせて帰省し、太鼓の行列についてまわりながら懐かしい面々と懐かしい話に花を咲かせます。年々人口が少なくなってきている楠原地区もこの日は通り一杯の人でにぎわいます。
行事が終わると、子どもたちはご褒美のジュースをもらって家に帰り、集まった従弟たちと庭先で花火などをして楽しみます。
毎年太鼓の練習や指導を続けていくのは大変なことですが、地域に根付いた伝統行事としてこれからも続いていってほしいと思います。